●図解 頭のいい説明「すぐできる」コツ
あなたの周りには、あなたのお手本になるような「説明の上手い人」はいますか?
その人の言葉を思い浮かべてみてください。
その人は、どのような話の内容で、どのような話をしていますか?
実は説明がうまくなるためには、「当たり前のこと」を「当たり前にする」だけでいいんです。
そう考えると、とても簡単な事のように思えてきますよね。
本書では、「簡単なことが簡単にできるようになって、すぐに結果が出せる」ための本です。
著書の鶴野充茂(つるのみつしげ)さんは、在英国日本大使館、国連機関、ソニー等を経て独立。一貫して「コミュニケーション」をテーマに幅広い経験を積む。現在は、コミュニケーション教育事業・ビーンスター(株)の代表、自己演出プロデューサーとして、ビジネスマンに効果的なコミュニケーション技術を提供。主著にベストセラーになった「頭のいい説明(すぐできる)コツ」のほか、「頭のいい質問(すぐできる)コツ」、「あたりまえだけどなかなかんできない説明のルール」などがある。
はじめに
本書を手に取る方の中には、
- 上司への報告で伝えたいことが、きちんと伝わらない
- 上司がお願いしたとおりに動いてくれない
ということで悩んでいる人が多いのではないでしょうか。
本書によると、1分もあれば、その人が上司から信頼される人かどうか、見当がつくといいます。
では、信頼される人の共通点とは何か。
- 「目的」がはっきりしている
- 「相手への気遣い」ができている
では、そのためにはどのような話し方を心がければいいかというと、大事なことから話す、大きな情報→小さな情報の順で説明する。たとえばこの二つのコツを意識するだけでも、説明が格段にわかりやすくすることができます。
どうですか?難しそうと感じましたか?これならできそう!と感じましたか?
本書では、分かりやすい説明に必要な、ちょっとしたコツが盛りだくさんで紹介されています。
こんな人におすすめ
例えば、上司への報告で報告内容がうまく伝わらない。相手が思った通りに動いてくれない。と感じている人は、話し方を工夫する余地があるかもしれません。
あなたの印象は、話し始めて1分で決まってしまいます。
「わかりやすい説明」を身につけることができれば、上司からの評価が上がることも間違いありません。さらに相手の行動を促すことができれば、自身の成果にもつながってくことでしょう。
つまりは、「わかりやすい説明」というのは、できるビジネスマンにとって必須のスキルといえるでしょう。
この本の学び
「頭のいい説明」とは、「相手が行動する説明」だ!
あなたにとって、「説明」の目的はどこにありますか?
相手に正確に伝わること?理解・共有してもらえること?
実は上記だけでは不十分なんです。さらに一歩踏み込んだ、自分のお願いを通すこと、相手に行動を起こさせることができて、仕事のできる人の説明といえます。
つまりは、この目的意識の差が、説明による効果の差として表れてくるんですね。
頭がいい人は例外なく「説明が短い!」
長い説明を短くすれば、その分 中身がグンと濃くなります。
説明が下手な人に限って、ついつい情報量を増やしてしまい、最終的に何が言いたいのかわからなくなる。。。そんな経験はありませんか?
必要な情報と不必要な情報を精査するだけで、相手は情報を咀嚼しやすくなり、間延び感の出ない説明になります。
話し方のコツを知れば、あとはトレーニングで身につけることができます。
トレーニングを重ねれば、あなたの説明力はぐんぐん成長していきますよ。
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